1日(現地時間8月31日)、メキシコシティ。WBC世界Lフライ級14位にランクされる角谷淳志(金沢)選手は世界王座初挑戦のリングに勇躍登場。激励の言葉が寄せられた日の丸を背負い、やる気をみなぎらせた。
音楽家を志望するボクシングカメラマン山田純夫氏が、プロモーターの要請で日本国国家”君が代”を斉唱。
そしてメキシコ国家。
WBC世界Lフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)。27勝(16KO)2敗1分。コンパヤック・ポームラムック(タイ)から奪い返した王座の3度目(通産4度目)の防衛戦。挑戦者をグッとにらみつける。
挑戦者は臆することなく、王者の視線を受け止めた。
試合開始ゴング。
角谷選手の右から返しの左フックがタイミングよくエルナンデスを捕らえると、チャンピオン不覚のダウン。
カウント8が数えられる。
意気あがる挑戦者コーナー金沢会長。
スリップ気味でダメージはないが、王者のプライドは痛く傷つけられた。
気をよくした挑戦者は攻め込む。
リーチ差を活かした左右ストレートが王者を捕らえる。
初回終了。ジャッジ3者は文句なく10-8で角谷選手のポイント。「行けるぞ!」の挑戦者陣営。
地元で王者としての面目を保つために、必死に反撃に出るエルナンデス。
ストレートの相打ち。角谷選手のパンチもヒットするのだが・・・。
王者の攻勢を冷静に対処する挑戦者だったが、王者のパワーが角谷選手のガードを打ち崩す。
第2ラウンドはジャッジ3者共に王者の10-9。
意地でラウンドを取り返したエルナンデス。
強引に出てくる王者に対し、挑戦者はどう戦う? →角谷vsエルナンデス 決着! WBC世界Lフライ級戦
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