今年3月に国内ライセンスの再交付を受けた元WBA世界Sウエルター級暫定王者石田順裕(グリーンツダ)選手が、4日、3年8カ月ぶりに日本リング(大阪・IMPホール)に登場。海外で世界トップ相手に3連敗中の元王者にとっては再起戦となる。
「ぐっと来るものがあった」(石田選手)という国内復帰リング。
試合前、8月23日にタイでWBA暫定王座戦に挑む元王者名城信男(六島)選手が紹介された。「石田さんも今日の試合、勝ってほしいです」。
対戦相手はインドネシア・ミドル級1位エリー・パンガリブアン(インドネシア)。
開始早々からワイルドな左右を振るって出たインドネシア1位。
冷静に対処した元王者は、ボディブローで早くもダウンを奪う。
近大ボクシング部の先輩でタレントの赤井英和氏もリングサイドで観戦。
上々の滑り出しを見せた石田選手。
第2ラウンド開始早々。元王者の右アッパーボディを喰らったインドネシア1位は、腹を抱えて再びキャンバスへ落下。
立ち上がって来たバンガリブアンだが、またもやボディで倒れこむ。
この試合、3度目のダウン。
戦意を失ったかのようなインドネシア人は、意を決したように立ち上がるが、同時にカウントテンが告げられ試合終了。
KOタイム2回1分。
「もっとやりたかった」という勝者。まもなく38歳の誕生日を迎える石田選手は、これで25勝(10KO)9敗2分。
リング下から声援を送る元王者徳山昌守氏。
試合後は25日にプロデビュー戦を控える村田諒太(三迫)選手との対戦をアピール。
「村田君が次、誰とするのかという時に(自分以外)誰がいてますか?」
「衰えは感じていない。もう1回、世界を目指して頑張りたい」
次戦は年末に東京で予定。「村田選手陣営にもオファーを出す予定」(本石マネジャー)という。
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