WBO世界バンタム級王者の新王者となった亀田和毅(亀田)選手の一夜明け会見の席上、陣営は2010年にJBCからセコンドライセンス取り消し処分を受け、事実上日本プロボクシング界から”永久追放”処分を受けていた父・史郎氏に付いて、3兄弟世界王者の快挙を達成したのを機に、ライセンス再発行申請を行うことを明らかにした。
亀田3兄弟ギネス認定!次は「全員現役世界王者」(スポーツ報知)
世界初の3兄弟世界王者達成で、ギネス・ワールド・レコード社からギネス記録証明書の贈呈を受けた亀田兄弟。興毅選手は「おやじのセコンドの力が大きかった」と主張。
9月3日には次男大毅選手が2階級制覇を賭けて、ロドリゴ・ゲレーロ(メキシコ)とのIBF世界Sフライ級王座決定戦に挑むが、これは”3兄弟同時世界王者”という大きな記録もかかってくる。
大毅選手は「なにがなんでも負けられへん。3兄弟同時世界チャンピオンがかかる試合。死に物狂いでベルト取りに行きます」。
この大一番に間に合わせるため史郎氏のライセンス再申請は、今月中旬にも行われる模様で、亀田プロモーション代表でもある長男興毅選手は、「今までも書類は出してたんやけどな。分かってもらうために3兄弟で持っていくのがええやろ」。
日本プロボクシング協会(JPBA)・大橋秀行会長は、大橋会長 3兄弟王者の快挙に興奮「誰が見てもすごい」(スポーツニッポン)
とし、日本ボクシングコミッション(JBC)の森田健事務局長も、「日本ボクシング界にとっては大きいこと」と快挙を歓迎。
快挙達成の追い風に乗っての史郎氏”ライセンス再申請”。
2010年4月13日。JBCは亀田史郎氏の「ライセンス剥奪」を発表。斎藤慎一倫理委員長(当時)は、「国辱的」と厳しい評価を下し、安河内事務局長(当時)は、「今後、いかなるライセンス申請も受理しない」とした。
2007年10月、史郎氏は大毅選手が内藤大助(宮田)選手へ挑戦した試合で反則騒動を起こしたとして、セコンドライセンスの無期限停止処分を受けた。その後、”永久追放”の原因となったのは、2010年3月27日の興毅vsポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)戦後の恫喝事件。
「クビ取ったるど、こら!!」 亀田父恫喝で「永久追放」か(J-CASTニュース)
これより前の3月15日。大毅選手が世界王者(10年2月7日)になり、日本人初の兄弟同時世界チャンピオンを育てた功績が考慮され、東日本ボクシング協会(大橋秀行会長)は理事会で、協栄ジム金平会長を除く15人の理事全員の賛成により、亀田史郎氏のライセンス停止処分解除申請を決めていた。
JBCに対し処分解除の要望書を出すことを決定したばかりの時期に起きた恫喝問題。東日本協会北沢事務局長は、「裏切られたという感じ」と不快感をあらわにし、協会理事からは、「みんなの何とかしてあげたいという気持ちへの裏切りだ」。
ボクシング・ビート誌の特集記事。
「3兄弟世界王者」は素直に凄い。
史郎氏のライセンス再申請。
永久追放は別物として、喧嘩別れしたジム会長と選手、トレーナーなどのライセンス再申請は、多々問題が付きまといます。
そんなことも含めて・・・・、
協会、コミッションの裁定を待ちたいと思います。
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