独・ドレスデンへ乗り込んだ清田祐三(フラッシュ赤羽)選手は、日の丸を背に、勇躍世界初挑戦のリングに登場(13日・現地時間)。23勝中21KO勝利(3敗1分)の強打に期待がかかる。
WBO世界Sミドル級王者ロバート・ステイグリッツ(独)。32歳の返り咲き王者はこれが初防衛戦。
「ドイツの坂田(健史)ですよ!」とは山田純夫氏。44勝(25KO)3敗。
かつて西沢良徳(ヨネクラ)選手の挑戦を受けた、元WBCSミドル級王者マルクス・バイエル(独)がゲスト解説を務めた。
下は五輪金メダル、元WBO世界フェザー級王者でWBO立会人のイストバン・コバチ(ハンガリー・左)と、BDB(独ボクシング連盟=いわゆるコミッション)代表のジャン・マルセル・ナルツ。
緊張の面持ちで国家を聞いた両選手。
挑戦所の左ジャブが一瞬早くチャンピオンを捕らえる。
しかし、ステイグリッツの積極的な左ロング・フックのリードパンチで、清田選手の右はブロックに忙しい。
3回。ステイグリッツの右がヒット。挑戦者の顔面は腫れてきた。
終盤、王者の右で挑戦者は大きく後退。すかさずステイグリッツは連打を畳み掛け、清田選手は防戦一方の大ピンチ。何とか終了のゴングに救われた。
第5ラウンド。開始から王者はここぞとばかりに再びラッシュを敢行。こらえる挑戦者。
よくこらえた清田選手だが、レフェリーのブレイク後にステイグリッツに加撃。減点1を取られた。
王者の固いブロック。
清田選手も単発ながらヒットを奪うが、王者のクリンチ、そして時には自らの躊躇で後続を断たれてしまった。
3Rに右目上をカットしていた挑戦者は、8回、.バッティングで左もカット。ドクターチェックが入ったが、ここは続行を許された。
出血がひどい挑戦者。そこを狙って右を盛んに放つチャンピオン。
開始早々のドクターチェックで試合はストップ。
判定は、100-89、99-90、99-90の3-0でチャンピオン。
ジャッジの一人は初回。,もう一人は6回をに清田選手にポイントを与えたが、それ以外は全てステイグリッツのラウンドだった。
健闘を称えあう両選手。
WBOフランシスコ・バルカルセル会長(右)も王者を祝福。
「ステイグリッツのパンチ力は思ったほど大したことはなかったが、序盤不用意にパンチをもらったことで警戒し過ぎてしまって、思い切りに欠けてしまった」(清田選手)
捲土重来に期待。
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