WBC世界フェザー級王者アブナー・マレス(メキシコ)が、130ポンドのSフェザー級でユーリオルキス・ガンボア(キューバ)と対戦。思うように稼げないガンボアは、金になる相手を探し求めている。果たしてこれは実現するのか?。
トップランク社と契約で揉め、1年以上のブランクを作った元フェザー級王者ガンボアは、ラップ歌手からボクシング・プロモートへ参入した”50セント”が、120万ドル(約1億2千万円)で契約を買い取り戦線復帰。
復帰初戦でWBA世界Sフェザー級暫定王座獲得。すぐにこれを放棄しライト級転向を宣言したガンボアは、次の試合でWBA世界ライト級暫定王座に就いた。
しかし、マイケル・ファレナス(比)との復帰初戦は、契約買取の先行投資分が差っぴかれガンボアのファイトマネーは5万ドル(約500万円)に抑えられていた。=ファレナスは7万ドル(約700万円)=。
ゴールデン・ボーイ・プロモーションらとのジョイントで契約選手に試合をさせてきた50セントが、自ら設立したSMSプロモーションで初興行を行なったのが7月5日(現地時間)。ESPN2「フライデー・ナイト・ファイト」のメインは、アラン・グリーン(米)vsエレイデル・アルバレス(コロンビア・A4位)のLヘビー級10回戦。
だが、前日計量でグリーンが6ポンドオーバー。試合はファイトマネーの20%を罰金としてアルバレスに支払い挙行される予定だったが、その後、中華料理を食べたグリーンが食中毒で救急車で病院に運ばれるという漫画みたいな話で結局試合は中止。
興行はセミファイナルで組まれていたビリー・ディブ(豪)vsマイク・オリバー(米)戦がメインに昇格し行なわれたが、SMSプロにとってはとんだ船出となっていた。
11年は2試合、昨年は1試合。今年もリング登場は一度のみのガンボア。トップランクとの「契約書にサインをしていない」と言い張り契約解消の発端となった相手、ブランドン・リオス(米)がマニー・パッキャオ(比)と対戦することになったのは、なんとも皮肉な話。
メジャーになるため、イスマエル・サラストレーナーとのコンビを解消、一度は実父までもチームから切ったガンボアは、戦い続け、ファンが納得するファイトでビッグ・チャンスを掴みとるしか方法があるまい。
マレス戦、そしてもう一人名前があがる対戦候補マイキー・ガルシア(米)との戦い。そして、日本のファンが望む内山高志(ワタナベ)選手との激突。
ガンボアの今後に注目!
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