ようやくWBAの最新ランキングが発表された。ランキング委員長はホセ・オリバー・ゴメス氏から、ミゲル・プラド・サンチェス氏に代わっている。そして注目すべきは、これまで上部のチャンピオン欄に表示されていた暫定チャンピオンの表示がなくなり、現存する暫定王者が全てランキング1位に置かれた。
他の地域王者などと同じく枠外に暫定王者の但し書きがつく格好となっている。果たして、意味もなく増産された暫定王者は、今後、指名挑戦者として正規王者との戦いが義務付けられるのでしょうか。JBCの暫定戦認めずの強硬姿勢がものいった形になりました。
最優秀選手はSウェルター級スーパー王者ミゲール・コット(プエルトリコ)。優秀選手にバンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)。
目に付いたところは以下の通り。
Sフライ級。清水智信(金子)選手は休会チャンピオンとして扱われている。正規王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)挑戦に失敗した亀田大毅(亀田)選手は5位。日本王者佐藤洋太(協栄)選手は6位、OPBF王者赤穂 亮 (横浜光)選手8位、久高寛之(仲里ATSUMI)選手14位と続いている。
Sフェザー級。内山高志(ワタナベ)選手との王座統一戦に敗れたホルへ・ソリス(メキシコ)は7位。1位にはもう一人いた暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)。12位にメキシコ遠征でWBC1位を破った玉越強平(千里馬神戸)選手がうれしい初ランク。
フェザー級。大晦日の世界挑戦に失敗した細野 悟 (大橋)選手は12位に踏みとどまった。3位に長谷川穂積(真正)選手。
バンタム級1位に暫定王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)。2位にウーゴ・カサレス(メキシコ)。亀田和毅(亀田)選手は6位、マルコム・ツニャカオ(真正)選手が8位。ミニマム級10位に三田村拓也(ワールドスポーツ)選手、Lフライ級14位に田口良一(ワタナベ)選手が初ランク。
ブランドン・リオス(米)が体重オーバーで剥奪されたライト級正規王座は空位。リチャード・アブリル(キューバ)は暫定王者のままで1位にランク。ホルへ・リナレス(帝拳)選手は2位。リオスが3位に入り、ユーリオルキス・ガンボア(キューバ)は4位。
Sライト級スーパー王座を失ったアミア・カーン(英)は同級2位。石田順裕(グリーンツダ)選手はSウェルター級2位をキープ。チャーリー太田(八王子中屋)選手は6位。ミドル級12位に淵上 誠 (八王子中屋)選手が初めてランクイン。
暫定王者が全部1位。今後、どうするんですかねェ。普通に戻ることを期待したいですね。
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