WBA世界Sウェルター級暫定王座決定戦。エリスランディ・ララ(キューバ)vsアルフレド・アングロ(メキシコ)。8日(日本時間9日)米・カリフォルニア州カーソンのホームデポ・センター。
元WBO世界同級暫定王者アングロ。現在はWBA世界同級3位にランクされる30歳。22勝(18KO)2敗と、高いKO率を誇る。
WBA世界同級1位ララ。トレーナーは、かつて浜田剛史(帝拳)選手の持つWBC世界Sライト級王座に挑戦したロニー・シールズ。
初回。いつものように突進するアングロを、サウスポースタイルのララが迎え撃つ展開。
ララ、やや優位で迎えた第4ラウンド。アングロの左フックでララはダウン。
しかし、立ち上がったララは再びペースを奪い返す。だが厳しい戦いだ。
WBAロバート・マック立会人。
ダウンで逆転されたポイントを必死に挽回するララ。5、6、7回とポイントを奪い返し再び優位に立った。
このままララのペースで試合は終わるのかと思われた第9ラウンド。またもやアングロの左フックが炸裂。
ララはこの試合2度目のダウンを喫する。これは効いた。しかし立ち上がったララは、この回をしのいだ。
決着は第10ラウンド。
ララの左を喰らったアングロが背中を見せたところで、カイズ主審は試合をストップ。
ここまで蓄積されたダメージは大きく、アングロは「痛みに耐えられなかった」。
喜びの勝者ララ。
敗者の左目はグロテスクに腫れ上がってしまった。
死闘を制した30歳の新暫定王者は18勝(12KO)1敗2分。
唯一の敗戦はポール・ウィリアムス(米)戦で僅差の判定を失ったもの。
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