昨年大晦日、僅か98秒でWBC世界ミニマム級王座2度目の防衛に成功したチャンピオン井岡一翔(井岡)選手は、一夜空け会見で「次は八重樫戦希望!」と明言。陣営はWBA同級王者八重樫 東 (大橋)選手との王座統一戦をターゲットに交渉に入ることを明かした。
軽量級らしいキビキビした動きから繰り出された見事な左フック一発。脳震盪をおこした挑戦者のヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)は、「これほど強いパンチをもらったのは初めて」とうなだれた。
王者はⅤ1戦で最強の挑戦者フアン・エルナンデス(メキシコ)に完勝。王座奪回を策したタイ側が送った刺客を初回TKOに降したことで、WBC同級にはもはや敵なしといった感が強い。
米メディアESPNの2011年度年間最高試合 に選ばれた、ポンサワン・ポープラムック(タイ)との激闘を制し、WBA世界ミニマム級王座を奪取した八重樫選手の大橋秀行会長は、試合直後から「井岡選手と王座統一戦がしたい」と、アドバルーンをあげていた。
WBAにはお決まりのように新しい暫定王者(パイパロッブ・ゴーキャットジム=タイ=)も誕生しており、八重樫陣営のオプション契約さえクリアできれば、両王者の対戦は実現の可能性ありそうな予感。
「ミニマム級は次がラスト」とも話す井岡選手だが、陣営は強気だ。
「叔父(弘樹会長=世界2階級王者)の真面目さと、親父(元プロ選手)の気の強さを受け継いだ」は、言いえて妙である。
そして、こんなタイプは強くなる。
日本人王者同士の頂上決戦。ぜひ、実現してもらいたいですね!
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