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世界ヘビー級 $2300万マッチの仕掛け人フルーノフ

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WBA世界ヘビー級スーパー、並びにIBF、WBO世界同級正規王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)と、WBA世界同級正規王者アレクサンデル・ポヴェトキン(ロシア)の指名試合は、4月23日、入札により2320万ドルで落札された。


この金額は、マイク・タイソン(米)に勝ったジェームス・ダクラス(米)と、イベンダー・ホリフィールド(米)がグローブを交えた、1990年の3210万ドル(約32億4千万円)に継ぐ落札金額。


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入札に勝ったのはロシアのプロモーター、ウラジミール・フルーノフ(上写真)。ポヴェトキンの他、WBA世界クルーザー級王者デニス・レべドフ(ロシア)、同じくWBA世界Sライト級王者カビブ・アラークベルティエフ(ロシア)も持ち駒。


そして最近までサーシャ・バクティン(日本→ロシア)選手もその傘下にいた。フルーノフ氏によるとサーシャ選手は、「心臓に疾患があるのがわかった」とのことで引退に踏み切ったとのことです。


さて、3度目の正直となるクリチコvsポヴェトキン戦。過去2回も入札で対戦が決まりながら、ポヴェトキン側がキャンセルし対戦は実現しなかったが、今度はロシアサイドが興行権を落札。


クリチコ擁するK2プロモーションズは710万ドル(約7億1700万円)、同じドイツのザウアランド・イベントは601万ドル(約6億円)で、フルーノフ氏の2300万ドルはまさにブッチギリ。


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落札後は「注目度の高い試合だから、この金額は妥当」と余裕の発言。


敗れたK2プロモーションズのトム・レフラー氏は、 「我々は700万ドルという悪くない額を提案したが、23000万ドルとは記録的だ」とあきらめ顔。クリチコの個人マネジャーを自称するベルント・ボンテ氏は、「金額が馬鹿げて見える」とふてくされた。


しかし、クリチコの取り分は75%の1740万ドル(約17億5700万円)になり、これまでそれほど報酬に恵まれていなかったクリチコ自身にとっては、大歓迎といったところだろう。 ポヴェトキンは、580万ドル(約5億8千500万円)。


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クリチコvsピアネッタ戦を観戦。


フルーノフ氏をサポートしたのは、ロシアのビジネスマン、アンドレイ・リャビンスキー氏。


「利益の確保は優先課題にしなかった。ロシアのプロボクシングへの投資は、長期的プロジェクトであり、戦略的な目的を追求している。その主な目的は、ロシアのプロボクシングを世界水準にまで高めることだ」


これは素晴らしい!(^O^)/


試合は10月5日(現地時間)ロシア開催が内定。世界150ヶ国以上で放送される。


その前にポヴェトキンは17日(現地時間)、ロシアで27戦無敗のアンドレイ・ワウルジク(ポーランド)の挑戦を受ける。ここは内容を問われる試合となりそうで、期待に応えられるか結果が楽しみです。


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