4日(現地時間)、ラスベガス・MGMグランドで行なわれたWBC世界フェザー級タイトルマッチは、挑戦者アブナー・マレス(メキシコ)が、王者ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)を9回TKOに破り新王者。3階級制覇に成功した。
試合はマレスがいつになく慎重な立ち上がりを見せた。デ・レオンはいつも通りにプレスをかけていく。初回はチャンピオン。しかし第2ラウンド、挑戦者の左フックが一瞬の隙を突いて王者を捕らえると、デ・レオンはダウン。
3回もマレスの左フックが有効。だが、4回からデ・レオンが左を上下に打ち分けプレスを強めると、マレスが下がる場面が増える。王者の左ボディが有効。
ペースは王者に移ったかに見えた第9ラウンド。攻めて出たチャンピオン。両者接近したところで、下を向いていたマレスの起死回生の右フック。これが見事にデ・レオンを捕らえ再びダウン。
立ち上がった王者をコーナーに追い詰めた挑戦者は、ここぞの連打。ここですかさずレフェリーが割って入り試合終了。
TKOタイム9回2分20秒。
あのアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)がラスベガスのリングに登場。前IBF世界バンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ)と対戦。USBAのSバンタム級王座を争った。
試合は初回から激しいパンチの応酬が見られたが、34歳のムニョスと24歳のサンタクルスの勢い、そして、体格差は明らかで、ムニョスは苦しい。3回にはパンチを効かされた後、クリンチし損ねてダウンを取られた。
4回も強烈な左ボディを喰らい、ダウン寸前に陥ったムニョスだが懸命にこらえた。セコンドから試合続行の意思を確かめられたムニョスは、「戦う!」。しかし、エネルギーはそう残されているように思えない。
第5ラウンド。勢いよく攻め込んでくるサンタクルスの右から返しの左を喰らったムニョスはロープに倒れこむダウン。ムニョスコーナーはここで試合をあきらめた。
TKOタイム5回1分5秒。
実力差は明らかだったが、ムニョスはよく頑張った。
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