3月30日(現地時間)、モナコ・モンテカルロでWBA世界ミドル級王座挑戦のチャンスを掴んだ石田順裕(グリーンツダ)選手は、「これがラストのつもり」。固い決意を胸にリングに登場。
海外でボクシング活動を続ける夫を力強くサポートしてきた麻衣夫人は、必勝のダルマを手に声援を贈る。
日の丸を振る、グリーンツダジム本石マネジャー。
右からスタンレー・クリストドロー主審、リッキー・ハットン、レンゾ・バグナリオルWBA立会人(ニカラグア)、エド・レビーンIBO会長兼立会人(米)。
そして、あのマービン・ハグラーもリング上に姿を見せた。
王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は、25戦全勝(22KO)無敗。現在12連続KOを続けるハードパンチャー。
チーム石田。ノリ隆谷氏と同氏のアシスタント竹中岳(たかし)氏、ルーディ・エルナンデスの弟ビクトルがロサンゼルスから駆けつけた。
ルーディと岡部大介氏は、同日ブランドン・リオス(米)と戦うマイク・アルバラード(米)のセコンドのためラスベガスへ。
世界のトップレベル相手に連敗中とはいえ、石田選手は米国リングでの実績を買われ挑戦者に抜擢された。
金沢ジム時代の先輩、徳山昌守氏も応援に駆けつけた。しかし、パスポートと財布を盗まれるという災難に遭遇してしまったのは、なんとも気の毒。後方スマホ操作中はスパー仲間の細川貴之(六島)選手。
試合開始。
慎重な立ち上がりを見せた王者だったが、すぐに臨戦態勢に。
右側のセコンドはルーディJr。
そして試合は第3ラウンドへ。
王者のパンチは強い。
被弾しながらも打ち返す石田選手。
しかし、ゴロフキンの攻めは丁寧でブレがない。丹念に左を突き、プレッシャーを強める。
2分過ぎ、左を突き上げられコーナーに後退する石田選手に、ゴロフキンの強烈な右が追い撃ち。
これは痛烈な一撃。
即座に試合は停止された。KOタイム3回2分20秒。
石田選手はしばらく動けなかった。
王者は強かった。
インタビュアーは殿堂入りの元世界王者ブライアン・ミッチェル(南ア)氏。
主導プロモーターが、南アのロドニー・バーマンであったことにより、この試合は南アでも中継があった。
デビュー以来の連勝を26に延ばし、13連続KOを飾ったチャンピオンは、8日に31歳の誕生日を迎える。
今後は、ビッグネームとの対戦を求めていくことになろう。
大いに注目ですね。
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