WBAは、2012年2月度のランキングを発表。月間最優秀選手はライト級正規王者リカルド・アブリル(キューバ)が選ばれた。優秀選手に、日本で黒田雅之(川崎新田)選手の挑戦を退けた、フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(亜)が選出されている。
ファン・カルロス・レベコ。
日本関係で大きな変動はなし。世界初挑戦に敗れた黒田選手も、フライ級13位にとどまった。再起戦に勝利した元WBA&WBO世界Lフライ級王者ジョバンニ・セグラ(メキシコ)が8位に登場。
前回3位オマール・ソト(メキシコ)は、3月1日、空位のメキシコ王座戦で伏兵ウリセス・ララ(メキシコ)=12勝(7KO)13敗2分=によもやの2回TKO負けを喫し、一気にランク外へ。勝ったララの名前は見当たらない。
フェザー級6位細野 悟 (大橋)選手の3度目の世界挑戦が内定。4月13日(現地時間)、インドネシア・ジャカルタで地元の英雄、同級スーパー王者クリス・ジョンへ挑戦する。
クリス・ジョン。
「ソロソロ(落城)じゃないの?」という声も聞こえる中、50戦48勝(22KO)2分無敗の王者は、世界王座在位10年目を迎え、33歳になった。
細野選手のバズーカ砲が爆発するのか、ジョンが持ち前のアウトボクシングで翻弄してしまうのか。「3度目の正直」に期待したい。
カバジェロvs細野。
一階級世界王者3人認定制を目指すWBAは、着々と足場固め。
16日には、前回決着のつかなかったバンタム級暫定王座決定戦がパナマで行われる。ロベルト・バスケス(パナマ)vsジョン・マーク・アポリナリオ(比)。
どちらが勝っても、指名挑戦者決定戦にさえ出る資格がない者同士で、”ランキング委員会”なるものの存在、機能性が疑われる。
Sライト級では、正規王座決定戦で敗れたばかりの元世界3階級制覇王者で、現在5位にランクされるホアン・グスマン(ドミニカ)と、8位ビセンテ・モスケラ(パナマ)の間で暫定王座決定戦が画策されている。
4月から実施される日本のIBF、WBO、加盟後の課題として、スーパー王者と正規王者の線引き、挑戦規定は必要になってくるだろう。WBA王座問題は、避けては通れないように思います。
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