2日(日本時間3日)、米ネバダ州ラスベガス。WBA世界ライト級タイトルマッチ。挑戦者WBA同級3位シャリフ・ザ・ライオン・ボゲーリー(ウガンダ)は、”ライオン丸”のいでたちでリング登場。
24歳の挑戦者は、これまで23戦全勝(15KO)無敗。
こいつは凄い!(+_+)
デラホーヤもビックリ!
この試合を前にして、暫定王者から正規王者へ昇格。この試合が初防衛戦となったリカルド・アブリル(キューバ)。
リングサイドには、ホルへ・リナレス選手、粟生隆寛選手の帝拳コンビの姿が。
試合開始。
突進して来るボゲーリーを、長身のアブリルが迎え撃つといった流れがすぐ出来上がった。しかし、もつれ合い投げ飛ばし、ラビットパンチと試合は荒れ模様。
2回から挑戦者は、ステップインしながらジャンピングで、ワイルドなフック、アッパー、オーバーハンドで攻め立てるが、黒田戦のレベコと比べるとヒットに乏し。
両選手クリンチ、ホールド、もつれ合いの状態になる場面が盛んに見られて試合は噛み合わない。
それでも正確なパンチを打ち込んだ王者がポイントをピックアップしていった。
第6ラウンド。アブリルは額をカットしてドクターチェックを受ける。
第7ラウンド。アブリルのクリンチでの度重なる腕の締め上げ、押さえつけ行為に、ラッセル・モラ(ラスベガス)主審は減点1を課した。
第9ラウンド終了。
まだまだ元気そうなザ・ライオン・ボゲーリー。
アブリルのアドバイザーで、米マイアミ在住のニカラグア人、リカルド・リゾ(中央)。
ラストラウンド。今度はホゲーリーがバッティングで減点を取られた。
最後までもみ合いの多い消耗戦は、どちらも決定的な場面を作れないまま最終ラウンド終了のゴングを聞く。
レンゾ・バグナリオルWBA立会人(ニカラグア・左)とモラ主審に挟まれ勝利者ポーズのアブリル。
116-110、116-110、115-111。スコア上、文句のない勝利をあげた王者だが、その表情は不満そうで笑顔はない。
30歳の王者は、これで18勝(8KO)3敗1分。負け試合は、全てスプリットの判定を失ったものだ。
この試合を観戦したリナレス選手をコーチする、イスマエル・サラストレーナーは「挑戦させたい。自信がある」と言い切ったが、果たしてWBA王座挑戦はありえるのか。
今後の防衛ロードに注目!
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