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ボタvsウィリアムズ 八百長疑惑!?

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8日、豪州で行われたWBAインターナショナルヘビー級タイトルマッチで、ラグビー・オールブラックス代表で活躍したソニー・ビル・ウィリアムズ(ニュージーランド)が、大ベテランのフランソワ・ボタ(南ア)を降し新王者となったが、試合後ボタがウィリアムズの代理人から負ける見返りとして15万オーストラリアドル(約1450万円)の報酬を提示されていたことを暴露。

さらにボタの尿サンプルから、禁止薬物のフェンテルミンとベンゾジアゼピンが検出されたとの報道もあり、大きな波紋を投げかけている。

このタイトルマッチは当初12回戦で行われる予定が、急遽10回で試合終了。会場に集まったファンやボタの関係者からは不満が続出。

オフィシャルのスコアは、97ー91、98-94、97-91の大差でウィリアムズが支持されていたが、10回にはボタがウィリアムズを追い込んでいたことも重なり、観衆は激しいブーイングを浴びせた。



過去23年間に、レノックス・ルイス、マイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールド、ウラディミール・クリチコらの、ヘビー級王者と戦ってきた歴戦の雄ボタは、「それはできない」と八百長を断ったとし、再戦を要求している。

そして、豪州ボクシング連盟役員の間でも見解が分かれる、「ラウンド短縮」。

「リングアナウンサーによって最終ラウンドが場内にアナウンスされた時、私たちジャッジは初めて変更があったことを知った。国際タイトルマッチは原則として3分12ラウンドで実施されるのに、なぜこうなったのか理解できない」(ムーア副会長)

「試合開始直前になって2ラウンドを短縮するという決定が下されるのは珍しいが、当日は両陣営の合意を受けてオフィシャルが変更した」(ホッグ役員)

ホッグ氏は、「試合が始まってから変更があったとする憶測は実にばかげている」と語り、さらに「10ラウンドに短縮したことは両陣営から事前に報告を受けている。ただ、それをWBAに確認する時間がなかった」としている。

WBAの役員はこの試合に派遣されていなかった。

「ラウンド短縮」

厳しい試合管理で鳴るJBCだが、1981年2月3日、後楽園ホールで行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ。大熊正二(新日本木村)vs 朴 賛希(韓国)第3戦のセミファイナル、日本Sフェザー級2位土佐 源 (新日本木村)vs同級7位佐々木小次郎(中日)の10回戦は、7回を終了した時点で「8回戦に変更します」という場内アナウンス。理由は、世界戦の放送時間の関係。

「そんなバカなことあるか!」

場内からは痛烈な罵声が浴びせられたが、試合は進行しており両陣営が納得する暇もない。


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試合は土佐選手が有利に進めていたが、佐々木選手は「負けていると思ったので、残り2回で勝負を賭けるつもりだった」。

佐々木陣営の中日ジム・織田会長は、「エキシビションや予備カードを先にやって、10回戦を途中でやめられては冗談じゃない。10回戦が8回戦になったと選手に言っても信用してくれなかった。こんなバカなことはない。もうめちゃくちゃだよ」。

世界戦の長い休憩タイムには、このような原因がありました。


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