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河野公平vs意味のない暫定王者ソリス

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WBAはSフライ級正規王者河野公平(ワタナベ)選手に、暫定王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)と対戦交渉指令を通達。ただし、河野選手の初防衛戦はオプションを持つタイ陣営のペッチバンボーン・ゴーキャットジムと対戦合意が出来ており、すでに契約書も発送済。WBAもペッチバンボーンを再ランクしている。

河野陣営があわててWBAに確認すると、「WBAにオプションの事情を説明して理解してもらい、その次にやれと言われた」(ワタナベジム・渡辺均会長)ということで、河野vsペッチバンボーン戦の勝者が、ソリスと対戦する確約をせよということのようです。

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さて、同級1位の暫定王者ソリスは、14勝(7KO)3敗1分の30歳(3月には31歳になる)。身長163センチ。元フライ級王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)の練習相手を務め、実力をつけた。

清水智信(金子)選手が、不可解な休養王者扱いとなった2011年12月、ソリスはメキシコへ出かけ空位の暫定王座決定戦に出場。地元の同級7位ホセ・サルガド(メキシコ)に勝利し、暫定世界チャンピオンとして認定された。

この時のソリスのランキングはバンタム級4位。カネロ・プロモーションが地元のサルガドの為にごり押しして作った、意味のない暫定王座決定戦だったが、2-1の判定でソリスが勝ってしまった。

初防衛戦は昨年4月ベネズエラのマラカイで、WBAが毎年行っている”KOドラッグ”興行で行われた。挑戦者15位サンチャゴ・イバン・アコスタ(亜・32歳)は17勝(7KO)8敗2分。

とはいえ、09年以降の戦績は●●●●●●○●。負けた相手は強い相手ばかりとはいえ、WBA以外では世界挑戦者とはなりえない。



結果は12ラウンドを戦い、120-108、119-109、117-111のスコアでソリスが勝利でV1成功。

V2戦は10月27日、ベネズエラの首都カラカスで元WBO世界Sフライ級2位ホセ・カブレラ(メキシコ)と対戦することになったが、プロモーターがファイトマネーが払えなくなったため試合当日中止になるという、近年ないお粗末な結末になった。

ソリスはがっかり(人間的にはよさそう)。

2011年は5度もリングに上がったソリスだが、タナボタの暫定王座獲得。そして世界ランク1位。しかし、試合チャンスはめっきり減り、全く稼ぐ機会がない。

そんなソリスにWBAは伝家の宝刀”指名戦”の助け舟。

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選手に罪はないが、上の写真見ると「こんなんでいいのかなァ」と考えてしまいます。

努力の男・河野選手には、正規の流れを受け継ぐ王者として、作られた”イミテーション”王者を粉砕してもらいたいと切に願います。

しかし、1人いなくなれば、また同じベルトを持つ暫定王者が誕生してしまう。ベルトと名称は絶対変えるべきですね。(゙ `-´)/

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