26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスで行われた、WBC世界Sライト級暫定タイトルマッチ のセミファイナルには、WBC世界ウェルター級3位にランクされるセルチュク・アイディン(トルコ)が登場。左はトルコ人プロモーター、アーメット・オーナー。後方は元WBA世界ヘビー級王者デビッド・ヘイ(英)。
アイディンの新トレーナーアダム・ブース(英・中央)。ヘイのマネージャー兼トレーナーでもある。その縁でヘイもこの日のリングに上がった。
下は同じくブース傘下の英国スーパーミドル級上位ランカーのジョージ・グローブス=16勝(12KO)無敗=。オーナーとの契約は切れたが、昔からの親交でWBA世界Sフェザー級暫定王者ユーリオルキス・ガンボア(キューバ)もリング上に。
リングサイドには、先週からラスベガスでイスマエル・サラス氏に師事する、元2階級制覇王者ホルへ・リナレス(帝拳)選手も顔を見せた。
元世界ランカーのへスス・ソト・カラス(メキシコ)。一時は亀海喜寛(帝拳)選手との対戦話もあったが流れている。
昨年は4連敗から抜け出すも、9月マルコス・レネ・マイダナ(亜)に8回TKO負け。再起戦を前に、「十分な準備をして来た」と闘志満々。
試合開始。
愚直に前に出るソト・カラス。それを交わして撃つアイディン。
しかし、スピードはトルコ人が大きく勝っている。
ソト・カラスの出鼻に右を打ち込むアイディン。
しかし、大きなダメージは与えられない。
メキシカンは、あくなき前進で世界3位を追い続けた。
試合はいよいよ最終、第10ラウンド。
ここまで互いに決定的シーンはない。
ソト・カラスは最後まで前に出続け攻勢をかける。
迎え撃つアイディン。
試合終了。難しい判定になった。
95-95、97-、93、97-93。
ソト・カラスの勝者コールを聞くと、判定に不服のアイディンは号泣。
オフィシャルのスコアシート。
世界ランク上位進出を確実にしたソト・カラスは、27勝(17KO)8敗3分。
一発のパワーには欠けるが、しつこい連打と手数、そしてタフさが武器の30歳。
応援、深く感謝です!→ 【ブログ・TOP】