2008年北京五輪でボクシング男子Lフライ級金メダル獲得。続く12年のロンドン五輪でも連覇を果たした、 鄒 市明(すうしめい、ゾウ・シミン・中国)が、ボブ・アラム率いるトップランク社と契約。4月6日、マカオのリングでプロデビューを果たす。
中国のゴールデンボーイは、04年アテネ五輪でも銅メダル獲得。世界選手権3度優勝の実績を誇る。
昨年は中国人初の世界王者。WBC世界ミニマム級チャンピオン 熊 朝忠が誕生し、今後の発展が大いに望まれる中国ボクシング界。鄒(すう)のプロ入りは、後に続く選手達にも大きな影響を及ぼすだろう。
2002年12月、私はハワイのスタンレー・イトウ先生、他の関係者と共に北京へ渡った。
目的は中国人のプロ選手の育成である。ピックアップした選手を東京合宿へ招きプロ契約。その後はハワイでトレーニングを積み、プロデビューを果たすという計画であった。
北京市郊外にある中国国家体育局が管理する全寮制の体育施設には、ボクシングの他、バレーボール、バスケットボール、卓球など、様々なスポーツの選ばれし若者達が、巨大な施設の中で共同生活し、トレーニングに明け暮れていた。
そこに、鄒(すう)選手がいたのかは定かではないが、ロシアから招かれたコーチの指導の下、練習は1日3回。そのレベルは相当な高さにあった。
翌年早々、今度は一人で中国へ渡った私は夜汽車に揺られ南モンゴルの古都フフホトへ足を延ばした。ここにも同様の施設があり、やはり1日3回のトレーニングに明け暮れていました。
大柄な選手が多く、皆、体力ありそうでした。指導にはソウル五輪代表選手だったという韓国人コーチも加わり、熱気ムンムン。
「誰でも連れて行っていいぞ!」
イトウ先生と相談し、そこから数人の選手をピックアップ。コーチ1名の人選も終えたのですが、急遽このプロジェクトは頓挫。これは本当に残念でした。
マーケットとしても大きな可能性を秘める中国。
今年5月には32歳になる 鄒(すう)選手。果たしてプロの金メダルへの道のりはいかに。
興味深く見守りたいと思います。
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