WBA(世界ボクシング協会)は、最新ランキング(2012年12月度)を発表。月間最優秀選手に、6度目の王座防衛を果たしたSフェザー級正規王者内山高志(ワタナベ)選手を選出。優秀選手にはフェザー級の新正規王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)が選ばれた。
昨年大晦日、内山選手の王座挑戦に敗れたブライアン・バスケス(コスタリカ)は6位。2012年12月8日のパッキャオvsマルケス第4戦と同じリングで、マイケル・ファレナス(比)との暫定王座決定戦に勝った、ユーリオルキス・ガンボア(キューバ)が新暫定王者(1位)に就いた。
ファイトマネーでもめたトップランク社から、プロモーター50セントがガンボアの契約を買い取った金額は120万ドル(約1億500万円)とされ、ファレナス戦でのガンボアの取り分は5万ドル(約440万円)と低い発表。ファレナスは7万ドル(約600万円)で、ランクは11位に後退。
元手がかかっているガンボアが、世界王座の”ベルト”を武器に、今後どんな稼ぎ方をしていくかが注目される。しかし、暫定王者を先取り誕生させていたWBAのやり方は、理解に苦しみ、大いに不満。
Sフライ級新正規王者に河野公平(ワタナベ)選手。前王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)は6位。暫定王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)が1位、2位に亀田大毅(亀田)選手、元フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)が3位と続き、日本王者帝里木下(千里馬神戸)選手も8位にランクアップ。
ミニマム級新正規王者に宮崎 亮 (井岡)選手、Lフライ級新正規王者に井岡一翔(井岡)選手が就いた。いずれのクラスも暫定王者(1位)の下に、タイ勢が3人続くラインナップとなっている。
フライ級。国内正式発表されていないが、海外報道、スカイA番組表 に記されているところによると、2月27日川崎・とどろきアリーナで正規王者ファン・カルロス・レベコ(亜)に挑戦予定の、日本Lフライ級王者黒田雅之(川崎・新田)選手が9位にランクイン。
日本勢は、村中 優 (F赤羽)選手が8位、江藤光喜(白井・具志堅)選手が12位へとそれぞれランクアップ。
バンタム級。1位は空位だが、引き分けに終わった暫定王座決定戦(バスケスvsアナポリオ)が仕切りなおしされるのは時間の問題と思われ、ビジネス優先の上位陣の壁は厚い。
Sバンタム級。血液検査に引っかかり世界挑戦が流れた、前回2位プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)の名前が消え、サーシャ・バクティン(日本→ロシア)選手が3位にアップ。
元王者下田昭文(帝拳)選手が4位、日本王座挑戦が決まっている菊地永太(真正)選手が6位、OPBF王者小國以載(VADY)選手が9位と、ここも日本勢がランクを上げている。
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