2013年、後楽園ホールの新春第1戦のメインは、高校生初のアマ7冠からプロ入りした噂の”怪物”井上尚弥(大橋)選手のプロ転向第2戦。
1月5日、50キロ契約の8回戦に挑んだ。
実父・真吾トレーナー(中央)と共に、大橋ジム入りした尚弥選手。デビュー戦でOPBFランカーを見事に破り、大きな期待に応えた。
プロ第2戦目の対戦相手は、タイ国Lフライ級王者ガオフラチャーン・チューワッタナ(タイ)。過去日本リングで1勝6敗の35歳は、身長148センチと超小柄。
午後3時から生中継されたTBS放送席の解説は、元王者佐藤 修 氏。
昨年、この試合が生中継だと教えると、「ホンマですか」と驚いていた。('-^*)/
タイ王者の見せ場は、この場面だけ。
試合は衝撃的結末を迎える。
打ってきたタイ王者をバックステップで交わしたかと思いきや、カウンターの左フック一閃。
次の瞬間ガオフラチャーンは、バッタリとキャンバスへ崩れ落ちた。
杉山主審は続行を許さず、初回1分50秒、井上選手がテンカウントKO勝ち。
ホールは、どよめきと、ため息。
そして強さにあきれた。
「今年は日本か東洋のタイトルを取ります」
「バカヤロー。何、言ってんだよ。目指すのは、世界だろうが!」
いろいろ試したい課題があったようだが、それを試す時間もなく試合終了。井上選手は、「得るものは少なかった」とし、「もっと強い相手とやりたい」と訴えた。
大橋ジム・大橋秀行会長は、「最短記録を狙わなくても、必然的にそうなるかも。大みそかに、何かあるかなあ」と意味深な発言。
国内で世界王座に挑戦するのには、まず、日本か、OPBFの王座獲得が必須となる。
狙いはLフライ級と見るが、ここからが大橋会長の腕の見せ所。
果たして次戦のマッチメークは?
楽しみです!
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