21戦全勝(16KO)無敗の元統一フェザー級王者ユーリオルキス・ガンボア(キューバ)の復帰戦相手は、フェルナンド・ベルトランJr(メキシコ)からマイケル・ファレナス(比)に変更。ファレナスは7月、WBA世界Sフェザー級王者内山高志(ワタナベ)選手に挑み、3回負傷引き分け後の第1戦となる。
試合は12月8日(日本時間9日)、HBO・PPVで放映されるラスベガスのマニー・パッキャオ(比)vsファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)戦興行と同じリングで行われる。
内山戦ではこれからという時に試合が停止されてしまったファレナスだが、立ち上がりに見せた左は不気味な印象を残した。海外リング経験も豊富で、ラスベガスでも戦っている過去があり、WBA王者と引き分けたばかりのキャリアが買われた形。
WBA世界Sフェザー級2位のガンボアvs8位ファレナス。その先に見据える目標はWBAタイトル?。
強い相手と戦いたいという内山選手は、「海外のリングに立って注目を集めたい」と野望をあかす。所属する渡辺ジムの渡辺均会長は「条件次第で海外に行きます」。
大晦日の1位ブライアン・バスケス(コスタリカ)との指名試合をクリアすれば、自由に挑戦者を選べる選択試合。だが円高の現代、海外ではドル建てのファイトマネーはかなり厳しい数字となる。
1968年、ロサンゼル遠征中の無名の西城正三(協栄)選手が、世界フェザー級王者ラウル・ロハス(米)から声がかかり、ノンタイトル戦でグローブを交えた時のファイトマネーは7500ドル(270万円)。
1974年、シゲ福山(協栄)選手が第2のシンデレラボーイと名を売ることになった、後の世界フェザー級王者ダニー・ロペス(米)=24勝(23KO)1敗=をKOし世界挑戦権を横取りした試合では、7000ドル(210万円)のファイトマネーを得た。
ロペスvs福山。
それぞれ、強い選手から声がかかる下地を現地で作ってからのものでしたが、ドルが強かった時代だけに円換算すると凄い数字です。「練習だけ一生懸命やっていれば、仕事する必要がない」。確かにです。
しかし円高の現代でも、米国で名を売れば名誉と共に、日本では考えられないビッグマネーが掴めるのも事実。
ファンの皆さんの期待は大きいですよね。
さて余計な考えですが、ガンボアvsファレナス戦は12ラウンド。これが大晦日空席予定となるWBA暫定王座の先取り決定戦になると、12月8日は5大世界戦となる。まさかないとは思いますが、何でもありのWBAですからね。ちょっと怖いです。(;^_^A
内山選手、まずは意味のない暫定王者粉砕からですね!
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