WBAから分裂、設立された世界ボクシング機構(WBO)第25回目の総会が、米フロリダ州マイアミ郊外のハリウッドのハードロック・カジノホテルで開催されている。
1988年10月。ベネズエラ・マルガリータ島で行われた第67回WBA総会で、ヒルベルト・メンドサ(ベネズエラ)会長が4選を目指した会長選挙で、投票権を巡り対立。WBAと袂を分けたプエルトリコのルイス・バチスタ・サラス氏と、パナマのアルベルト・アルマン氏が手を結びWBOが設立された。
全く評価されなかったマイナー団体が、今やメジャー4団体の仲間入り。
フランシスコ・バルカッセル会長は、バランスの良いリーダー力を発揮している。今年は4年に1度の会長改戦の年であったが、予想通りバルカッセル会長の再戦が決まった。
先のノニト・ドネア(比)vs西岡利晃(帝拳)のSバンタム級戦で、山田純夫氏の”君が代”斉唱を聞いたバルカッセル会長は、「開会式でアメリカ国歌を歌ってくれ」と依頼。半信半疑であった山田氏だが、WBOは今年から開会式で、開催国の国歌歌唱を行うことを決めていた。
アメリカ合衆国国歌を歌う山田氏はニューヨーク在住。(撮影はウリセス佐藤氏)
佐藤さんからの動画を載せられないのは残念ですが、歌い終わった山田氏に会場は割れんばかりの大拍手で、「ホンマ、めちゃくちゃ盛り上がりました」(佐藤氏)。
事務所が近いドン・キングが訪れ、出席者の大歓迎を受ける。
日本からは、昨年に続き佐藤氏が出席。
来年からWBO加盟が予想される日本の複数のプロモーター、マネージャー、関係者から、解禁とともにランキング入りを考慮して欲しいとの要請を、多数受けていることを明らかにしたレオン・パノンシヨWBOアジア・パシフィック代表(中央)。
日本の正式加盟が待たれます。
【訃報】トーマス・ハーンズらを育てた名トレーナー、エマニュエル・スチュアート氏がシカゴ市内の病院で死去。68歳でした。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
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