正統派の新怪物。アマ7冠・井上尚弥(大橋)選手が2日、後楽園ホールでデビュー戦に挑んだ。
リングサイドでは大橋ジム・大橋秀行会長の現役時代のライバル、元世界Lフライ級王者の張正九(左)、柳明佑の両氏が目を光らせた。
「領土問題を巡って、この難しい時期に来日したのは実に大きいですよ」(山田氏)
対戦相手は比国ミニマム級、Lフライ級2階級を制覇した比国計量級のホープ、OPBF東洋・太平洋Lフライ級7位クリソン・オマヤオ(比・19歳)。12勝(4KO)4敗1分。
たくさんのノボリに囲まれ井上選手が入場。
スターの雰囲気、満々である。
日本アマチュアボクシング連盟・山根 明 会長から試合前に記念品の贈呈。
チーフトレーナーは実父の井上真吾氏(写真右)。小学校1年生から元アマ選手の父の指導を受け、育って来た。
リング中央。鋭い眼光でオマヤオを見つめる井上選手。
井上選手は試合開始早々、右ボディでダウンを奪う。
立ち上がったオマヤオは、手負いの反撃。
初回、効いたボディをよく耐えた比国王者。
第2ラウンドは、大きなフックでかく乱戦法。
攻める井上選手にオヤマオの右フックが直撃した珍しいシーン。
「ガードがラフだった」と、試合後井上選手は反省。
第2ラウンド終了。苦しいオマヤオ陣営。
大橋会長の指示をしっかりと聞く井上選手。
第3ラウンド。懸命に抵抗するオマヤオ。
井上選手は右アッパーを合わせた。
TBSの解説席には元世界王者佐藤 修 氏と、前ミニマム級王者八重樫 東 (大橋)選手。真正ジム・山下正人会長の顔も見える。
そして試合は第4ラウンドを迎える。
左ボディ一発。オマヤオはキャンバスで悶絶。
中村主審のテンカウント後も敗者は暫く立ち上がれなかった。
KOタイム。4回2分4秒。
正統派の新スター誕生。デビュー戦放映はTBS。
本人の希望で、大橋ジムとの契約書には「強い選手と戦う。弱い選手とは戦わない」と入っている。次戦は1月、WBA世界ライトフライ級4位のウィサヌ・ゴーキャットジム(タイ)との対戦が内定しているという。
次戦も大いに楽しみな井上選手。見事な初陣でした。
応援、深く感謝です!→ 【TOP】