「どうせ何か言い分けつけて逃げるんでしょ?」
そんな疑惑の目をぶつけっられていたWBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャべスJr(メキシコ)が、15日(日本時間16日)、いよいよミドル級最強のWBCダイアモンドベルト保持者セルヒオ・マルチネス(亜)と同じリングに立つ。
チャべスJrは、46勝(32KO)1分1NCと無敗記録を更新中。そしてマルチネスは、49勝(28KO)2敗2分。この12年間での黒星は、ポール・ウィリアムス(米)戦での不運な判定負けだけ。そのウィリアムスにも強烈なKOでお返しをしている。
37歳のマルチネスは、直近のマックリン戦でノックダウンも記録するなど思わぬ苦戦。一方のチャべスJrも仮想マルチネス、サウスポーのリー戦(6月)は7回でストップ勝ちしたものの、ポイントではリードを許していた。
「対戦を長引かせた分、Jrが有利になったのでは」
「全然問題にならないよ。勝てる訳なし!」
「最近やってる増量作戦で、押し切ることも考えられますよ」
2世王者のメッキははがされてしまうのか、それとも若さ(26歳)というアドバンテージを持つチャべスJrが、ミドル級最強の称号を奪い取るのか。凄く楽しみな一戦です。この一戦は9月16日、午前11時からWOWOW にて生中継。お見逃しなく!
同日、同じくラスベガスMGMグランドでは、新スター、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)vsホセシート・ロペス(米)WBC世界Sウェルター級タイトルマッチも開催される。
SHOWTIME(有料ケーブルTV)によって全米に放映されるこの一戦に出場する両選手のファイトマネーは、アルバレスが200万ドル(約1億5千5百万円)、ロペス22万5千ドル(千六百五十万円)。
こちらは、曲者ロペスが相手といえども、アルバレスがどれほどの勝ち方をするかに焦点が集まる。ビッグスター目指すカネロは、ここで立ち止まるわけにはいかない。ハングリー、ロペスはその意外性を発揮できるのか。
こちらは1週遅れの9月24日、夜9時からWOWOW で放映されます。
そして日本ボクシングファン期待の西岡利晃(帝拳)選手が、ノニト・ドネア(比)に挑むSバンタム級王座統一戦も、WOWOW で生中継。
山中慎介選手、五十嵐俊幸選手出場のバンタム級、フライ級、ダブルタイトルマッチも、地上派ではなく、コマーシャルのないWOWOW で生中継されます。
日本の世界戦ボクシングTV事情も変化しようとしています。
2012年8月現在のWOWOW 加入者数は、256万656人(衛星放送協会 )。契約者数は1989年10月にスタートして以来、266万人を記録した2001年が最高。その後は伸び悩みという状況でしょうか。
ボクシングで加入者アップ→ファイトマネーが上がる→選手が良くなる→ファンに還元!
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