WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ。チャンピオン田中恒成(畑中)vs同級13位パランポン・CPフレッシュマート(タイ)。13日、エディオンアリーナ大阪。王者の勝利は固いと予想された試合は、田中選手がパランポンの右でダウンを喫する波乱のスタート。
王者は得意の左ボディから挑戦者を弱らせにかかる。
田中選手の右眉の出血はヒッティングによるものとされた。徐々に出血が激しくなり、王者はやりづらそう。
しかし王者は9回、早い右でダウンを奪い返す。だが、ロマゴンに連勝したシーサケット効果か、挑戦者は勝負を諦めずスリリングな打撃戦が展開された。
王者の連打の前についにレフェリー・ストップ。
TKOタイム9回1分27秒。
リングサイドでは年末にも王座統一戦が予想される、WBA世界同級王者田口良一(ワタナベ・右)選手が観戦。
2度目の防衛に成功した王者は、「大事なところでこういう試合。自分にがっかり」と自嘲したが、熱望する田口選手との統一戦については「やります」と宣言。年内の実現に向けて、舞台は確実に整っているが、左目下の腫れが眼窩底骨折でなければと心配。