IBFはテレンス・クロフォード(米)の王座返上に伴うスーパーライト級王座決定戦を、同級1位セルゲイ・リピネッツ(ロシア)と同級3位(2位は空位)近藤明広(一力)選手で行う事を指令。既に両陣営は書面で王座決定戦への出場意思を表明。交渉期間は9月30日(日本時間10月1日)までで、それまでに対戦合意に達しない場合は入札となる。
現在、米・ロサンゼルスに住むリピネッツ(28歳)は、12戦全勝(10KO)。故ダン・グーセンの義弟トム・ブラウンの、TGBプロモーション(グーセン・プロモーションから社名変更)と契約。
対する近藤選手は、日本ライト級、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王座を獲得している32歳で、戦績は29勝(16KO)6敗1分。全日本新人王獲得後、プロキャリア3年強で日本王座を獲得。将来を大いに嘱望されたものの、2013年12月に引退届を提出。しかし、日東ジムから一力ジムへの移籍がかない現役復帰。紆余曲折を経て、キャリア11年目でビッグチャンスを掴んだ。今後の交渉に注目。