26日(日本時間27日)、米・カリフォルニア州カーソン、スタブハブ・センター。WBO世界スーパーウェルター級王座決定戦。同級6位亀海喜寛(帝拳)選手が、元4階級制覇王者で同級1位のミゲル・コット(プエルトリコ)と対戦。
WBO立会人ジノ・ロドリゲス(プエルトリコ出身・米在住)。
試合開始。
立ち上がりから亀海選手は積極的に前に出た。
しかし、コットも応戦。
前に出る亀海選手だが、コットは多彩なブローで迎え撃ち、被弾が増える。
プレスを強め流れを変えたい亀海選手だったが、コットは当てては動き、主導権を渡さない。
終盤、勝利への執念を見せた亀海選手だが、コットの動きも最後まで衰えなかった。
12ラウンド終了。公式スコアは、パット・ラッセル(米)119-109、ザック・ヤング(米)118-110、ロビン・テイラー(米)120-108で、いずれもコット。
36歳、約1年9ヶ月ぶりのリングで勝利した新王者コットは、41勝(33KO)5敗。「亀海はタフだった」と対戦相手をたたえ、「もう十分に戦った。12月にもう1試合やって終わりだ」と年内の引退を宣言。初の世界戦で勝利ならなかった亀海選手は、27勝(24KO)4敗2分。34歳の敗者は、「もっと強くなって戻って来る」と再起を宣言している。