元2階級制覇王者カール・フランプトン(英)が、所属するサイクロン・プロモーションから離脱することが濃圧となっている。プロデビューした2009年以来コンビを組んで来た、元WBA世界フェザー級王者バリー・マクギガン(英)とのコンビは解消される。
WBC世界フェザー級1位にランクされるフランプトンは、7月29日(日本時間30日)に英・ベルファストで予定されていた再起戦で、WBC世界同級10位アンドレス・グティエレス(メキシコ)を相手に、WBC世界同級挑戦者決定戦がセットされたが、前日計量で1ポンドオーバー。グティエレスはリミット内で計量を終え、試合はフランプトンが勝っても指名挑戦権は獲得出来ない条件での開催となったが、その僅か後、グティエレスが事故(シャワー中)で負傷し興行は中止となっていた。
グティエレス戦を前にフランプトンは、「これが地元でやる最後の試合になる」との意味深な発言をしており、レオ・サンタクルス(メキシコ)との第3戦が実現しなかったこの頃から、何らかの思いがあったように見受けられ、先月にはサイクロン・プロモーションの取締役を辞任している。今後の動向に注目。