WBO世界ウェルター級タイトルマッチ。王者マニー・パッキャオ(比)vs同級1位ジョフ・ホーン(豪)。2日、オーストラリア・ブリスベン、サンコープ・スタジアム。38歳の国会議員パッキャオは、約8か月ぶりのリング。
16勝(11KO)無敗1分の挑戦者は、世界的には全く無名。最近の試合では勝ちながらもダウンするなど、脆さも見せており、パッキャオ陣営はKOも意識していた。
WBOパコ・バルカッセル会長。
試合開始。
立ち上がりから前進。攻勢を仕掛けるホーンだが、有効打で上回ったのはパッキャオ。
両選手共にバッティングでカットし、試合は流血戦に。
ホーンは終盤、疲労の色を見せながらも死力を尽くして攻勢に出た。
12回終了。地元の大声援に押されて目いっぱいの戦いをしたホーンの手があがった。
公式スコアはワレスカ・ロルダン(米・ニューヨーク州)117-111、クリス・フローレス(米・アリゾナ州)115-113、ラモン・セルダン(亜)115-113で、いずれもホーン。しかし、この試合を放映したESPNのスコアは、117-111でパッキャオ。
大番狂わせを演じ大喜びの新王者ホーンに対し、パッキャオは「判定は受け入れる」としながらも、早々と「リターンマッチを要求する」と宣言。再びオーストラリアで、ホーンとグローブを交えることになりそうだ。
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