WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ。チャンピオン田中恒成(畑中)vs同級1位アンヘル・アコスタ(プエルトリコ)。20日、名古屋市、武田テバオーシャンアリーナ。指名挑戦者を迎えた初防衛戦。気合と緊張の田中選手。
これまでの16戦はすべてKO勝ち。アコスタは初回から重そうなパンチで王者に迫った。
3回以降、田中選手のボディ攻めが試合の流れを変えて行った。
王者は第5ラウンド、右アッパーから左、右とつないでダウンを奪い、試合の主導権を握った。
ボディを効かされながらも、アコスタも最後まで王座への執念を見せる。
12ラウンド終了。勝者は田中選手。
試合後、田中選手はTV解説席にいたWBA世界同級王者田口良一(ワタナベ)選手をリング上に招き入れ、「今年中に統一戦をやりましょう」と呼びかけると、田口選手も「次勝って、ぜひやりたい」と即答。
WBO立会人 は、レオン・パノンチーヨ(ハワイ出身・タイ在住)。
ジェリー・ヤクーコ(米)117-110、ハビエル・アルバレス117-110、ディジョバンニ・ジュ・スティーノ(伊)116-111。
難敵を破りV1に成功した田中選手は、9戦全勝(5KO)。今日、21日は上京し、IBF世界同級王者八重樫 東 (大橋)選手の試合を観戦。少年時代から憧れていた大先輩との王座統一戦も視野に入れている。