6月17日(現地時間)に米・ラスベガスで開催されるウォードvsコバレフⅡ興行で、WBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)は、同級暫定王者で1位にランクされるモイセス・フローレス(メキシコ)と対戦するが、約11ヶ月ぶりのリング登場を前にフェザー級への転向をほのめかしている。
2015年、16年と年間1試合だけ、今年も半ばを迎えたところでようやく試合にありついた無敗の王者は、「私はバンタム級からフェザー級まで、誰とでも戦う用意がある。年3試合はしたいんだ」と、試合枯れに対する胸中を明かし、レオ・サンタクルス(メキシコ)、アブネル・マレス(メキシコ)、オスカル・バルデス(メキシコ)、カール・フランプトン(英)らとの対戦を希望。
フローレス戦はHBOで放映されることも決まっており、ここで良いファイトを見せ、フェザー級スター選手らとの対戦に弾みをつけたい意向だ。
昨年7月のジェームズ・ディケンズ(英)戦では、挑戦者が僅か2ラウンドで顎を骨折し棄権。試合直後、英・フランク・ウォーレン・プロモーターに、「次はいつだ!」とリクエストしたものの声はかかっていない。
今度のフローレス戦はWBAから指令された試合だが、リゴンドウがこれに勝つと、次の指名戦まで間が空き、またもや試合枯れという状況になりかねない。
リゴンドウも今年9月で37歳。同胞ユリオルキス・ガンボア(キューバ・35歳)が、試合枯れが続いた挙句に、ロビンソン・カステリャノス(メキシコ)にふがいない敗戦を喫してしまったばかりで、いつかはリゴンドウも?と思わずにはいられない。
今度の試合は好戦的なフローレスを相手に、米国ファンが望む面白いボクシングを見せることが出来るのかどうかが、リゴンドウの次のチャンスへ繋がって来る。果たしてどんなファイトを見せるのか、大いに注目です。
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