キャリア15年、43歳のIBO世界クルーザー級王者アントニオ・ターバー(米)は、米ケーブルTV局ショータイム放映のG・BP・の興行(2日)でメインを務め、18戦無敗14KOという29歳のWBA同級2位ラティーフ・カヨデ(ナイジェリア)と引き分け、ベテラン健在ぶりを示した。
フレディ・ローチに師事するナイジェリア出身のカヨデは、序盤から猛ラッシュを仕掛ける。
守勢ながら被弾を最小限に食い止めたターバーは中盤以降、次々と有効打をヒットしてカヨデをぐらつかせる。
しかし、カヨデは驚異の回復力で反撃の手を緩めない。
ジャッジ3者のスコアは、115-113、113-115、114-114の三者三様の引分。
「信じられない」といった表情のカヨデとカットマン、ミゲル・ディアス。
やれやれといった感じのターバー。
無敗のWBA2位と引き分けた43歳は、まだまだメジャータイトル戦線で戦えるところを見せ、健在ぶりをアピールした。29勝(20KO)6敗1分。
この日、3年2ヶ月ぶりいリングに上がった元王者ロナルド・”ウィンキー”・ライト(米)は、26戦全勝(20KO)のWBA世界ミドル級5位ピーター・キーリン(米)と対戦。
しかし、かつての技巧のさえは見せられず判定負け。
序盤、キーリンのパワフルなコンビネーションに防戦を強いられたライトは、反撃に出たところで右ストレートをもらってまさかのダウン。(第5ラウンド)
その後、サウスポーのライトは左ストレートで反撃をはかるが、キーリンもコンビネーションで応戦し、ポイント挽回は許さない。
『100% PURO』
なんとなく、いいですね。('-^*)/
判定は97-92、98ー91、98-91の大差でキーリン。
ライトは後日、正式に引退を発表した。51勝(25KO)6敗1分。
無敵だった元統一Sウェルター級王者も、キャリア最後の6年間は1勝3敗1分の3連敗。
かつての栄光は、帰ってこなかった。
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