IBF世界バンタム級王座決定戦は、2日(3日)米カリフォルニア州カーソンのホープデポセンターで行われ、新鋭レオ・サンタクルス(メキシコ)が、ブシ・マリンガ(南ア)を破り新王座に就いた。20勝(11KO)無敗1分の23歳をマネージメントするのは、キャメロン・ダンキン。
西岡利晃(帝拳)選手が対戦を希望するノニト・ドネア(比)。そして、マニー・パッキアオ(比)を破ったティモシー・ブラッドリー(米)をはじめ、ブレンダン・リオス(米)、ケリー・パブリック(米)、ミゲル・アンヘル・ガルシア(米)、ジェームス・カークランド(米)、スティーブ・モリター(カナダ)らをマネージメント。
ラスベガスに住む凄腕は、この他にも明日のホープを多数抱えている。新王者サンタクルスはそのうちの一人だ。
若手のサンタクルスに左右上下と多彩な手数で先手を許したマリンガは苦しい展開。
後半、インファイトに活路を見出さんとするマリンガだが、サンタクルスは互角以上に渡り合いポイントは譲らない。
120-108が2者と、119-109。文句ない判定でサンタクルスがIBF世界バンタム級王座を獲得。
後方は、かつて稲田千賢(帝拳)選手をTKOで破り、WBC世界ライト級暫定王座を手にした兄のアルマンドの姿が。うれしそうですね。
この日はゴールデン・ボーイ・プロモーションの興行。ダンキンはうまくプロモーターを使い分けている。この辺が、日本のスタイルとは大きく異なるところ。
ブラッドリーはボブ・アラムのトップランク社の興行で一躍スターの仲間入り。してやったりのダンキンの表情が、なんともいえません。
パッキアオに挑戦した時のブラッドリーのファイトマネーは約4億円。リマッチでは、相当の金額が提示されるだろう。そして、ダンキンの発言力は強まる。
西岡選手の願いを聞き入れられるのは、この人しかいないのだが・・・。
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