WBO世界スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノ(米)は、前王者ノニト・ドネア(比)の再戦希望を容認するとの意思を示し、ドネア再戦の次はWBA世界同級スーパー王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)との王座統一戦を希望。
さて、気になるマグダレノの今後の動向だが、同級4位アイザック・ドグボエ(ガーナ)陣営が、4月23日に豪・ブリスベンでマグダレノに挑戦する為に、トレーニング・キャンプを開始した事をメディアは伝えている。
これは同日予定されているWBO世界ウェルター級戦。王者マニー・パッキャオ(比)vs同級2位ジェフ・ホーン(豪)と同じプログラムで開催を予定。陣営は「今月中にも正式契約に署名出来るだろう」と話している。
ガーナを代表する元王者アズマー・ネルソンが、「世界チャンピオン間違い無し」というドグボエは、まだ22歳。アマ時代、2012年のロンドン五輪バンタム級に出場。1回戦で清水 聡 (大橋)選手に9-10の判定で敗れメダルを逃すと、翌年プロ転向。現在まで16戦全勝(10KO)無敗の星を残す。
最新試合は昨年12月にニュージーランドで開催されたWBO世界ヘビー級王座決定戦のアンダーカードに出場。ジューリアン・エバーリスト・アリーストゥーリ(亜)と、空位のWBOインターナショナル王座を争い、7回TKO勝ちを収めている。
豪州の地で、パッキャオ、マグダレノ両王者の揃い踏みなるか。今後の動向に注目。