28日(日本時間29日)、米・カリフォルニア州インディオ、ファンタジー・スプリングス・リゾート&カジノで行われたHBOファイト、WBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦。同級1位三浦隆司(帝拳)vs同級2位ミゲール・ローマン(メキシコ)は大激戦の末に、三浦選手が12回53秒KO勝ち。
第11ラウンドまでのスコアカードは、ラウル・カイズSr(米)104-103、パット・ラッセル(米)105-102、オーレン・シェレンバーガー(米)106-101で三浦選手がリードとはいえ、10回、11回に奪ったダウンで逆転の形。
ローマンは三浦選手の懐に飛び込み、回転の速い連打で手こずらせた。
パワーで勝る三浦選手のボディブローがジワリとローマンのスタミナを奪って行く。
第10ラウンド、三浦選手の強烈な左アッパーがローマンのボディに突き刺さると、ローマンは背中を丸めてキャンバスへ落下。
続く11回、三浦選手は連打でこの試合2度目のダウンを奪う。
そして迎えた最終12回。ついに伝家の宝刀”ボンバー・レフト”が炸裂。
トム・テイラー(米)主審はテンカウントを数え上げ、試合は終了。KOタイム12回53秒。
次は世界王座奪還戦。ターゲットはフランシスコ・バルガス(メキシコ)を破った、新王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)に変わったが、三浦選手の”ボンバー・レフト”炸裂を期待したい。見事な勝利でした。