WBA世界フライ級タイトルマッチ。正規王者井岡一翔(井岡)vs同級暫定王者・1位スタンプ・キャットニワット(タイ)。12月31日、島津アリーナ京都。井岡選手は4度目の防衛戦。
18歳のスタンプは、15戦全勝(6KO)無敗。
WBA立会人はロバート・マック(米)。
ジャッジ、レヴィ・マルティネス(米)。
ジャッジ、セルジオ・カイズ(米)。
本業は「ナニワプロモーション」所属のムード歌謡歌手。「演歌の職人」を目指す小川ゆうじリング・アナ。
主審はラファエル・ラモス(米)。
試合開始。
第2ラウンド。スタンプの右で井岡選手がダウン。波乱のスタートとなった。
王者はダウン後、冷静に速い左ジャブからボクシングを立て直した。
左ボディも有効だった。
ジャッジ、レイナ・ウルバエス(ベネズエラ)。
第7ラウンド。井岡選手は強烈な左ボディでダウンを奪い返す。
立ち上がったスタンプに、王者はすかさず追い打ち。
こらえきれず、スタンプは再びキャンバスへ落下。
ここで試合はストップ。TKOタイム7回2分51秒。
これで井岡選手の世界戦通算勝利数は13に。国内歴代最多記録は具志堅用高(協栄)氏の持つ14勝。あと1勝と迫った王者は、「やるからには超えたいし、超えられると思う」。
今後は、世界フライ級の世界王座統一へ意欲を燃やしている。