WBO世界スーパーウェルター級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)が、来年5月6日(日本時間7日)に予定する次戦の対戦相手候補NO.1は、フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)で、ファイトマネー600万ドル(約7億400万円)、165ポンドのキャッチウェイトの条件が提示されている。
決断を迫られているチャベスJr陣営に取って、一番の懸念はウェイト。165ポンドの契約体重が作れるのかどうか、疑問視する声が強い。オファーを受け入れた場合、陣営は2月中旬からキャンプ・トレーニングに入り、対戦に備える計画。
HBO・PPVで100万件超えを期待されるメキシカン対決。チャベスJrに、これ以上の報酬が期待できるファイトは現状では浮かばない。しかし、ここ数年の行状から信用の低下は著しく、試合が実現しても厳しい見方が強い。
一方でカネロ陣営は、チャベスJrがオファーを断って来た場合には、指名挑戦者としてWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)へ挑戦する事を示唆。これは逆にソーンダースが、ビッグな報酬が期待できるカネロとの指名戦実現を願っている。
村田諒太(帝拳)選手のターゲットでもあるソーンダースの王座の動向は、チャベスJrの決断次第という事になって来た。果たして答えは、いかに?。