大晦日に日本で、小國以載(角海老宝石)選手を相手に初防衛戦を行う、IBF世界スーパーバンタム級王者ジョナサン・グスマン(ドミニカ)の指名防衛戦期限は、来年1月20日。グスマンvs小國戦の勝者は、同級3位岩佐亮佑(セレス)選手との指名防衛戦が義務付けらた。
そして、その次にこの王座を狙って来るのはゴールデン・ボーイ・プロモーション所属の無敗選手二人。最新ランキングでいきなり4位に飛び込んで来たのは、G・B・Pとの再契約がまとまったばかりの、元IBF世界バンタム級王者ランディ・カバジェロ(米)。
もう一人は6位ディエゴ・デラホーヤ(メキシコ)で、元世界6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ(米)の従兄弟に当たる良血で、これまで16戦全勝(9KO)無敗の22歳。
グスマンvs小國戦の結果、内容次第になるが、ランキング上位者による指名挑戦者決定戦は、この二人に出場資格が回ってくる。
カバジェロは17日(現地時間)に、ニカラグアで予定されていた試合はキャンセルされたが、近々、次戦が決まる模様。一方、昨年からキャリア・アップしているデラホーヤは、1月28日(現地時間)に米・カリフォルニア州インディオで開催される、WBC世界スーパーフェザー級戦アンダーカードに出場を予定。
G・B・Pがカバジェロvsデラホーヤで、挑戦者決定戦を企むのか、それともカバジェロは他の相手と戦い、デラホーヤはその後を狙うことになるのか。
いずれにしても、現在の世界スーパーバンタム級王座のプロモート関係を見る限り、G・B・PがIBF王座にターゲットを絞って来たことは確かで、ぜひともここは日本人王者が誕生し、米国でのG・B・P興行に絡んで行くことを期待したい。