WBO世界ミドル級タイトルマッチ。王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)vs同級10位アルツール・アカボフ(ロシア・米在住)。3日(日本時間4日)、英・スコットランド・ペイズリー、ラグーン・レジャー・センター。約1年ぶりのリング登場となるソーンダース。
世界初挑戦のアカボフ。
前統一世界ヘビー級王者タイソン・フューリーがベルトを掲げて入場。
試合開始。
サウスポー同士の一戦は速いパンチの交換で、主導権争いが繰り広げられた。
前に出るアカボフ。ソーンダースはロープを背にしながらも、うまくパンチを殺した。
試合は中盤以降、ようやくソーンダースが抜け出す。
挑戦者も最後まで抵抗。
試合終了。王者の手があがったが、快勝には程遠く、その表情は渋い。
スコアは116-113、116-112、115-113。
WBO立会人は、元五輪金メダリストで、元WBO世界フェザー級王者のイストバン・コバチ(ハンガリー)氏。
初防衛に成功したソーンダースの次戦は、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らとの対戦が予測されるが、この日の出来を見る限り、「相当、厳しい戦いになる」との見方が強い。