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8勝16敗→世界4位vs世界王者10勝10敗

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「お前、8勝16敗になっちゃったらボクシングやってないよな?」(;^_^A


「アッ、そこまでもやらないか」f^_^;


7月7日メキシコでWBA世界ミニマム級暫定王座決定戦に出場する同級4位エドウィン・ディアス(パナマ)30歳の戦績は、15勝(5KO)17敗。「なんだ、またそんなことやってるの?」。\(*`∧´)/


「イヤ、違います。強いのとばっかりやって負けてばかりいたんですが、最近は勝つようになって」(^_^;)


BOXING MASTER/ボクシング マスターBOXING MASTER/ボクシング マスター

エドウィン・ディアス。


亀田興毅(亀田)選手に連敗を喫したファン・ランダエダ(ベネズエラ)が再起戦で不覚を取った相手、それがディアスだった。ダウンを奪いながら敗者となった元暫定王者は不当判定を唱え、1ヵ月後の再戦で2回TKOでリベンジを果たしている。


ディアスはランダエダに勝利するまで4連敗。そして再戦であっさり倒されてから7連敗を記録。この時点で8勝16敗のダブルスコア。しかし09年6月、2年ぶりの白星を飾ったディアスは勝てる選手へと変身。


BOXING MASTER/ボクシング マスターBOXING MASTER/ボクシング マスター-ハワイ カカアコジム

デイアスvsメロ。


メキシコでウィベルト・ウィカブ(メキシコ)に判定負けはしたが、昨年6月、元世界挑戦者カルロス・メロ(パナマ)に借りを返し、10月、現WBA15位カルロス・ベラルデ(メキシコ)=22勝(13KO)2敗1分=に判定勝ち。負け越しながらランキングを4位まであげて来た。


果たしてディアスは、第2のキロスになれるのか。


9勝10敗で世界挑戦。しかも、10連敗(1NC含)を記録しながらWBA世界Lフライ級王座を掴んだのがフランシスコ・キロス(ドミニカ)。渡嘉敷勝男(協栄)選手との4連戦に勝ち越しを決め、初防衛に成功したルペ・マデラ(メキシコ)の指名防衛戦相手がキロスだった。


BOXING MASTER/ボクシング マスター-ペアセット メキシコ

フランシスコ・キロス。


10連敗克服!世界王者フランシスコ・キロス


噛ませが指名挑戦者を倒し、一気に世界を掴んでしまったのだが、マデラはさぞかし楽な指名挑戦者だとほくそ笑んでいたことだろう。勝って日本へ行き、また銭儲けが出来る。強敵相手に勝った後の、こんなカードは落とし穴があるものだが、ほんとにこの結果には驚いたものです。


1年8ヶ月の間にひとつのNCをはさみ負け続けたキロス。10連敗目の相手はサンチャゴ・カバジェロ(ベネズエラ→協栄)選手。現勝又ジムトレーナーである。当時、21戦負けなしのカバジェロは将来を大いに期待されていたが、ついに世界挑戦のチャンスを掴むことなく終わる。


ボクサーたるもの、10連敗ともなればひとつの節目として進退を考えるのが普通で、とても夢だ希望とは言っていられない。


だが、人気の噛ませ役キロスには考えている暇などない。10連敗を喫した3週間後には、WBA世界フライ級7位オスカー・ボリバル(コロンビア)との対戦が決まる。そしてついにキロスは噛むのである。8回KOで勝利した7勝10敗にはWBA世界フライ級9位の肩書きがついた。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


BOXING MASTER/ボクシング マスター-7月8日横浜文化体育館BOXING MASTER/ボクシング マスター-7月8日WBC世界Sフライ級タイトルマッチ


こうなるとキロスの人気は益々上がる。これほどおいしい世界ランカーはいないのだから。


そして売れっ子の世界ランカーキロスは1983年10月、WBA、WBC共に世界Lフライ級1位にランクされるレイナルド・ベセラ(ベネズエラ)の世界前哨戦相手に抜擢される。前年キロスはべセラに負けている。


ところがどっこい、キロスが勝ってしまうのである。負け越しボクサーはこうして世界1位の座を掴み取り、世界挑戦につなげた。


「負けたらおいしそうだって、どんどんチャンス来るんだから」(^-^)/


これは決して冗談で選手たちに言っているのではない。やり続けていればこそチャンスが来るし、それをモノにするための準備が出来る。グズグズしている選手には、決して甘い言葉はかけない。


エディ・タウンゼント氏が言っています。世界を取る選手と、そうでない選手の差は「たったこれだけよ」。


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「ジョニゴンもデビュー2連敗だから」('-^*)/


「やっぱり負けてからだよなァ」('-^*)/


協栄ジムから今年の新人王戦に出場している佐藤鋼太、根岸建次の両選手は、共にデビューから4戦目に初白星得る遅いスタートだった。


佐藤選手のデビュー戦は初回僅か40秒でKO負け。まだ高校生だった佐藤選手、ものすごい数の同級生の大応援団が駆けつけた中のメッタ負けは、口では言い表せないくらいの屈辱があったと思う。こんなにカッコ悪いことはないだろう。


BOXING MASTER/ボクシング マスター-111231_1749~01.jpgBOXING MASTER/ボクシング マスター


根岸選手はデビュー戦こそ引き分けたものの、その後2連敗。ようやく昨年大晦日の横浜で、うれしい初白星をあげた。勝利の後にプレゼントされる長ネギの束が、なんとも似合うネギちゃん。「高島屋のネギだそうです」。応援する方も気合ですね。(^-^)/


その後、佐藤選手は5連勝、根岸選手は3連勝。この二人に共通していえることは、負けてもすぐに練習に来て、声をかけられた試合は絶対に断らないということである。キャリアを積んで、ほんのちょっとのことが出来るようになってきた。楽しみです。


夢を明確に描いて、身近な目標を定め、しっかりロードワークしてください。朝半分、ジム半分ですから。3年間まじめに走ったら、必ず芽が出てくる。


「1年後新人王、2年後日本チャンピオン、3年後世界チャンピオン」


トカちゃん(渡嘉敷勝男選手)の部屋に飾ってあったなァ。('-^*)/


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