19日(日本時間20日)、米・ネバダ州ラスベガス、Tーモバイル・アリーナ。3団体統一世界ライトヘビー級タイトルマッチ。WBO・WBA・IBF統一王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)vs元世界スーパーミドル級統一王者アンドレ・ウォード(米)は、ウォードが判定勝ちで新王者。
初回。左ジャブの相打ちで腰が砕けたのはウォード。パワーでは断然コバレフが上回る。そして2回、ウォードの右に合わせたコバレフの右がカウンターで炸裂すると、ウォードがダウン。8カウントを聞く。得意の左が少ない挑戦者は苦しい戦いとなった。
しかし、ここからウォードも踏ん張る。中盤は動きながらの左を中心にたてなおし、ペースを引き寄せる。徐々に疲れを見せ始めた王者に、ポイント挽回を図る挑戦者。両選手の激しい攻防戦は、最後まで続いたが、ウォードの技巧が僅かに上回り大逆転勝ちとなった。