今月20日に大阪で開催されるミニマム級世界王座統一戦。2度の防衛に成功しているWBC王者井岡一翔(井岡)選手と、WBA王者八重樫 東 (大橋)選手が真っ向から拳を交える頂上決戦。試合の模様はTBS系列で、6月20日午後7時から生中継される。
良くぞ実現した史上初となる日本人同士による、WBA、WBC王者王座統一戦。対戦を実現させた両陣営、及び関係者には敬意を表したい。
NHKではこの試合の”特集”を組み、17日午後9時50分からの「サンデースポーツ」内で放映。また、ボクシング・マガジン誌も増刊速報号を25日に発売予定とするなど、ガチンコ勝負に対する世間の注目は集まるばかり。
これぞボクシングという試合に期待感が集まる。
WBAはこの試合をスーパータイトルマッチとして認定。これも国内初開催となる。これはWBA王者が他団体の王座を吸収した場合、スーパーチャンピオンとして認定されるという規定に基づいてのもの。しかし一般ファンへから、「何だスーパーって」聞かれると、答えるのしんどいですね。(;^_^A
もはや、各階級一人の世界王者を認定するという当たり前な常識がなくなっているWBAは、早々に暫定王座決定戦を決めた。試合は7月7日(日本時間8日)メキシコで予定され、同級4位エドウィン・ディアス(パナマ)vs同級5位へスス・シルベスター(メキシコ)の組み合わせ。
シルベスターは24勝(18KO)3敗の22歳。昨年11月、タイでパイパロッブ・ゴーキャットジム(タイ)に惜敗し、同王座を取り損ねている。一方のディアスは、15勝(5KO)17敗という戦績ながら、今の地位は自分の力で勝ち取っている。
さて、今度のケースは暫定王座を設置されても仕方のないケースだが、問題はその後。といってもWBCは暫定王座設置しませんが。(^_^;)
新スーパー王者が誕生すれば、スパー王者と暫定王者の王座統一戦は、ちょっとないですから、新暫定王者は他クラス同様、堂々と防衛戦を行っていくでしょう。そうなると、2位ピグミー・ゴーキャットジムvs3位ポンサワン・ポープラムックのタイ勢同士で正規王座決定戦?
それとも、暫定戦勝者が正規王者に繰り上がり、タイは暫定王座。いずれにしても、王者3人制は保たれることでしょう。(^_^;)
井岡vs八重樫戦が引分に終わり、スーパー王者が誕生しなかった場合には、普通はすぐに八重樫選手と新暫定王者の王座統一戦となるものですが、WBAの場合はちょっとわかりませんね。(;^_^A
すぐる昔から世界王座は一つと、WBA、WBCによる王座統一をすべきだと積極的に動いてきたJBC。ようやく実現させることが出来た王座統一戦。この試合が無事開催されたなら、WBAが認定する世界王座の在り方について、今一度検討を願いたい。
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