WBO世界フライ級王座決定戦。同級2位ゾウ・シミン(中国)vs同級3位クワンピチット・・ワンソンチャイジム(タイ)。中国の”黄金の拳”が、2度目の世界戦で王座奪取を狙う。5日(日本時間6日)、米・ラスベガス。
2014年11月、マカオでのゾウとの初戦から、パッキャオのそっくりさんとして会場を騒がせたクワンピチットには、”ミニ・パックマン”の呼び名が付いた。
左からパコ・バルカッセルWBO会長、レオン・パノンチーヨ立会人、ボブ・アラムのトップランク社ナンバー3のカール・モレッティ。
試合開始。
2R。
ゾウの右でクワンピチットはダウン。
3R。
4R。
5R。
6R。
7R。
フレディ・ローチは、アシスタントのマービン・ソモビオ(右)をチーフセコンドに抜擢。中国人セコンドは通訳。
帝拳プロのサポートで、日本デビューが有力なブライアン・ビロリア(米)は、比国TV局のゲスト解説。
8R。
9R。
10R。
フレディ陣営と組んで、パッキャオ、ゾウの2試合でカットマンを担当したミゲール・ディアスは、他の2世界戦でもマグダレノ、バルデスに付き、大忙し。
11R。
最終ラウンド終了。
判定は文句なくゾウ。
右端は、ゾウの中国人プロモーター、勝利氏。
スコアは120-107、120-107、119-108の大差が付いた。
新王者ゾウの前に立ちはだかるのは、同級1位ドニー・ニエテス(比)。思惑通リ、ゾウに世界チャンピオンの称号を与えたボブ・アラムが、どんなマッチメークをすることになるのか。
ゾウとフレディ・ローチは、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との対戦を希望しているが、果たしてどうなるか。今後に注目。