5日(日本時間6日)、ドイツのポツダムで開催されたWBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ。正規王者ジョバンニ・デ・カロリス(伊)が、同級5位タイロン・ツォイゲ(独)の挑戦を受けた一戦は、ツォイゲが12回2分41秒TKO勝ちで親王者。
この試合は両選手が7月に独・ベルリンで対戦し、引き分けに終わった試合の決着戦。序盤からどちらともいえないラウンドが続き、中盤以降はクリンチの多い試合となったが、終盤に入り挑戦者が手数でリード。迎えた最終ラウンド、左フックからチャンスを掴んだツォイゲの追撃でカロリスはダウン。よく立った王者だが、挑戦者の連打を浴びレフェリーストップとなった。
24歳の新王者ツォイゲは19勝(11KO)無敗1分。2度目の防衛に失敗したカロリス(32歳)は、24勝(12KO)7敗1分。