2日(日本時間3日)米カリフォルニア州カーソン、ホープデポセンターで開催されたゴールデン・ボーイ・プロモーション興行は、IBF世界バンタム級王座決定戦、同級1位ブシ・マリンガ(南ア)vs同級4位レオ・サンタクルス(メキシコ) の一戦など、盛りだくさんのマッチメイク。
この日の興行は米ケーブルTV局ショータイムによって4試合が放映された。
WBA世界Sウェルター級タイトルマッチ。王者オースティン・トラウト(米)vs同級3位デルビン・ロドリゲス(ドミニカ)の一戦は、12回判定でトラウトが勝利。3度目の防衛に成功した。スコアは、117-111、118-110、120-108の3-0。
勝ったトラウトは25戦全勝(14KO)。敗れたロドリゲスは26勝(14KO)6敗3分。
元世界王者ロナルド・ウィンキー・ライト(米)vsWBA世界ミドル級5位ピーター・キーリン(米)の10回戦は、3年2ヶ月ぶりの41歳と、26戦無敗5連続KO中の28歳の対戦。
試合は身長で6センチ下回るライト(179センチ)が、キーリンを追いかける展開でスタート。互いにヒットを奪い合うが、いかんせんライトは非力な印象。そして迎えた第5ラウンド、キーリンの右でライトがダウン。
6回以降も前に出て手数を出したライトだが、キーリンのスピードとパワーの前にポイントをピックアップすることが出来ない。勝負は規定の10回を終え判定に。結局、97-92、98ー91、98-91の大差でキーリンが勝利。27戦全勝(20KO)と無敗記録をの伸ばした。
これで3連敗のライトは51勝(25KO)6敗1分。ある意味、善戦ともいえる試合だったが、まだ、戦い続けるのだろうか。
メインは43歳のIBO世界クルーザー級王者アントニオ・ターバー(米)が、18戦無敗14KOという29歳のWBA同級2位ラティーフ・カヨデ(ナイジェリア)相手の初防衛戦に挑んだ。
この試合もベテランが動く若手を追いかけるという展開。めまぐるしい攻防戦が繰り広げられたが、共に決定打はなく12回を終了。採点が難しい試合となった結果は、115-113、113-115、114-114の三者三様の引分となった。
キャリア15年のターバーは、29勝(20KO)6敗1分。WBA2位と引き分けた43歳は、まだまだやれるところを見せた。
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