11月5日(現地時間)、米・ラスベガスで開催されるWBO世界ウェルター級タイトルマッチで、マニー・パッキャオ(比)の挑戦を受ける、王者ジェシー・バルガス(米)のファイトマネーは、最低保証が280万ドル(約2億8600万円)。試合はトップランク独自のネットテレビ局「トップランク・TV」がPPV放送する予定で、売上に応じたボーナスが加算される。
当初、9月に予定されていたIBF世界同級王者ケル・ブルック(英)との王座統一戦で、バルガスが受け取るファイトマネーは、170万ドル(1億7400万円)でキャリア最高だったが、パッキャオ戦ではそれを100万ドル以上上回る事になる。
アンダーカードには、ノニト・ドネア(比)とジェシー・マグダレノ(米)のWBO世界スーパーバンタム級指名戦。WBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)の初防衛戦に加え、中国の”黄金の拳”・ゾウ・シミンの出場を予定。
ボブ・アラムが画策するのはゾウ絡みのWBO世界フライ級王座決定戦だが、王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が10月下旬の戦線復帰を明らかにし、保持するWBO世界フライ級と、WBA世界同級スーパー王座の防衛戦を行うことを明言。
エストラーダは、WBAから指令されている正規王者井岡一翔(井岡)選手との対戦交渉は継続するとしており、エストラーダ復帰後のWBO王座防衛スケジュールを考えると、アラムがWBOにねじ込んで「暫定王座決定戦」というのもありそう。
今後に注目。