WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ。チャンピオン井上尚弥(大橋)vs挑戦者同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)。4日、神奈川・スカイアリーナ座間。井上選手は、3度目の防衛戦。
31歳の挑戦者は38勝(18KO)7敗1分。出だし4勝5敗1分からキャリアを積み上げての世界初挑戦。
試合2週間前に発症したという腰痛と、早い回で痛めた拳の影響で、判定まで行くかと思われた第10ラウンド。王者は打ち合いに応じ、猛ラッシュ。
井上選手の右強打でペッチバンボーンはついにダウン。テンカウントを聞いた。
KOタイム10回3分3秒。9回までのスコアはジャッジ2者が井上選手のフルマークとしていた。
KO防衛にも笑顔がなかったチャンピオンは、「けがは言い訳にならない。これが僕の今日の出来です。すみませんでした」と、ファンにわびた。
大橋秀行会長は試合後のリング上で、「尚弥と2人でロサンゼルへ行き、ローマン・ゴンサレスの試合を視察してきます。対戦交渉に入りたい」と宣言。さらに河野公平(ワナナベ)選手から、WBA世界スーパーフライ級王座を奪取していった、ルイス・コンセプシオン(パナマ)に統一戦のオファーを出していることも明らかにした。
井上選手の、今後のビッグマッチロードに注目!。