WBC世界Sバンタム級名誉王者西岡利晃(帝拳)選手が対戦を熱望する、4階級制覇のWBO世界同級王者ノニト・ドネア(比)は、IBF同級王者ジェフリー・マセブラ(南ア)との王座統一戦に挑むことが決まった。
当初は7月7日、クリスチャン・ミハレス(メキシコ)との対戦が予定されていたが、これは少し前にキャンセル。その後、6月30日の興行出場に変更となり、対戦相手もミハレスからマセブラに変更された。
試合は6月30日(日本時間7月1日)、ロサンゼルスのホーム・デポ・センターで開催される。ただし日程はアミア・カーン(英)の興行との絡みで、カーンが7月14日になれば7月7日に変更される模様。
試合の8日前に33歳の誕生日を迎えるマセブラは、3月24日同国人のライバル、 タカラニ・ヌドロブにスプリットの判定勝ちで新王座に就いたばかり。26勝(14KO)3敗2分のオーソドックス・スタイル。
マセブラ(左)vsカバジェロ。
3年前、セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)の持つ王座に挑んだときは大善戦。ジャッジ3者が116-112とスコアしたが、そのうち1人はマセブラを支持。この試合を取材した山田純夫氏の採点は、115-113でマセブラの勝ちだった。ジャッジ構成は、パナマ、南ア、米国。
長身のマセブラとドネア。これはかなり面白い組み合わせ。ドネアが簡単に倒すという展開はちょっと考えられず、4階級制覇王者のこのクラスでのパワーがいかほどのものかを見極める試合となるか。しかし、厳しい相手。
ドネアが勝利し、西岡選手との対戦へ進めば3団体の王座統一戦となる。IBF、WBO加盟を視野に入れる日本ボクシング界(ファン)としては、絶好の3団体王座統一戦。これが日本開催であれば、新時代への幕開けとしては最高の舞台となるが。
まずはドネアvsマセブラ戦。勝者と西岡選手の対戦、ぜひ実現してほしいですね。
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