フェザー級王座を返上し、1階級上げたワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が、WBO世界スーパーフェザー級王者ローマン・ロッキー・マルティネス(プエルトリコ)に挑戦。11日(日本時間12日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン。
試合はスピードに勝るロマチェンコが、サウスポースタイルからの左を自在に打ち込みリード。
そして迎えた第5ラウンド。ロマチェンコの横からの左でマルティネスは後退。
続く左アッパーから右フックで、マルティネスは背中からキャンバスへ沈む。
マルティネスは僅かに頭を上げただけの格好でテンカウントを聞いた。
KOタイム5回1分9秒。
喜びの新王者。左からイージス・クリマス・マネジャー、ボブ・アラム、ロマチェンコ、フランシスコ・バルカッセルWBO会長。
2階級制覇に成功したロマチェンコは、リングサイドで試合を偵察していたオルランド・サリド(メキシコ)に直接再戦を呼びかけた。
「よっぽど悔しいって言う気持ちが残っているんですね」(山田純夫氏)
リング上には上がらなかったサリドだが、「再戦に関しては何の問題もない」としており、ライト級へ上げる前にサリドに借りを返したいという、ロマチェンコの願いが叶うのかどうか、今後のビジネス展開に注目。