日本バンタム級3位赤穂 亮 (横浜光)vs日本Sフライ級8位白石豊土(協栄)。54.5キロ契約8回戦。5月19日、後楽園ホール。試合前日、香港に行く前の山田純夫さんと会う。「明日、白石、けじめ付けるようなんで。私も行きます」ということで、無理言って撮影をお願いした。
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立ち上がり、倒す気満々の赤穂選手は自慢の強打をブンブン振り回す。しかし、的確なヒットを奪ったのは白石選手。
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赤穂選手の猛攻を、白石選手は何とか凌いだ。
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白石選手コーナー。この夜は、椅子は引き忘れるは、マウスウピース入れるの間に合わないで、観客席からの失笑を買った。残念!。
最後まで、赤穂選手の気迫は衰えなかった。
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勝負は判定となったが、赤穂選手の気迫勝ち。
スコアは79-72、78-74、77-76の3-0。赤穂選手の勝ちは間違いないが、赤穂選手79という試合ではない。
強打ぶりを見せた赤穂選手。荒削りながら、魅力十分な選手だ。再度、世界を目指してもらいたい。
さて、試合後の白石選手からのメッセージです。(原文そのまま)
「引退という言葉は使いたくないですが、引退を意識した試合でした。試合前の控え室、ここ数年で一番緊張しました。緊張感すら忘れていましたが、とても緊張し、また、久しぶりにリングに上がるのが恐かったです。試合は、見ての通り完敗です。今は清々しい気持ちで」
「今日までボクシングを続けられたのは、色んな人の支えがあったからだと思ってます。6Rダウンしなかったのも、声援のおかげです。今はまだ、先のことは考えていないですが、ボクシングをやって本当によかったです。ありがとうございました」
白石の人柄というか、元世界王者佐藤洋太氏をはじめ、多くの元選手、練習生の皆さんが応援に来てくれました。ありがとうございました。
白石、ご苦労さん。よく頑張った!。