28日（日本時間29日）、米・アリゾナ州グレンデールで行われた、WBA世界ウェルター級暫定タイトルマッチ。暫定王者デビッド・アバネシャン（ロシア）に、同級3位シェーン・モズリー（米）が挑んだ一戦は、アバネシャンが12回判定勝ち。スコアは114-113、117-110、117-110の3-0。
44歳の元3階級制覇王者モズリーは、この試合に挑むにあたり、”石の拳”・ロベルト・デュランに師事。好調な立ち上がりを見せた挑戦者だが、中盤以降、頻繁にスイッチを繰り返す王者が、手数と有効打で上回って行く。10回にはローブローでモズリーは減点1。
終盤戦、プレスを強め前に出たモズリーが盛り返し試合は終了。2人のジャッジは思いの外の大差で、アバネシャンの勝利を指示していた。（現地解説者、メディア等では1ポイント差とする声も多い）
初防衛に成功したアバネシャンは、22勝（11KO）1敗1分。9月には45歳となるモズリーは、49勝（41KO）10敗1分1NC。
同じリングでスーパーミドル級6回戦に出場した、シェーン・モズリーJr（米）は、ロバート・ヤング（米）に6回2-0の判定勝ち。25歳のモズリーJrは、7勝（5KO）1敗。敗れたヤングは、5勝（4KO）8敗2分。
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